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2人きりの夜は

第2章 2回目

「おはよう。ノートね」

「うん、ありがとう!」

「わからないところはどこかな?」

「ここなんだけど……」

先生が来るまでに爽太くんのわからないところを解決することができた。

「あおちゃんまじありがとう」

「いいえ〜理解できたみたいでよかった」

「あと、あおちゃん今日ストレートの髪も可愛い」

不意に小声で言われて、ちょっとドキッとした。

席についてやっと一息つけた。朝からバタバタして疲れた。それから、先生が入ってきて話し始める。

先生の話は聞こえてるけど、頭に入ってこない。

それより昨日の出来事があったっていうのに、お兄ちゃんの態度がいつもと変わらなすぎて驚いた。

まぁ私も起きるの遅かったから、そんな意識はしてなかったけど。

それと、髪の毛をお兄ちゃんに褒められた時の方が、爽太くんの時より嬉しかった。気がする。

今日1日、昨日のことばっかり考えちゃいそう。

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