
HEAVEN~時を超えて~
第5章 真相を知らば
『マコト、、ひとつだけ違うよ』
『え・・・』
『悪事を企む者が居なくならないのも
嘘がなくならないのもマコトの言うように現実だ
だからって❝傷を負った者が悪い❞なんて考えは
それだけは・・・間違えだ』
気高い心を・・・弱みに付け込むように
汚い手で蹂躙する外道でなくて誰が悪いというのだ
『騙されたのが悪い、いじめられる方が悪い
そんな、、苦痛に苦痛を押し付けるような事に
甘んじなければならないわけがないよ』
『・・・あなた、、』
『マコトは、ひとりぼっちなんかじゃないんだ、忘れないで』
『ふふ・・・また・・・❝初めて見た❞』
『・・・?』
『あなたの・・・真顔?』
真はチロっと舌を出して
なぜか顔を少し赤らめて笑った
『ぁは・・・だから、、なんにも知らないけど
知っても知らなくても…なんかもういいかな、なんて』
『マコト?』
『あとね、気づいたの・・・たった一つだけ、、確かな事』
マコトは足を止めて少し下を向いた
『あたしの日常を壊したのは…あなたじゃなかった』
『・・・』
『あなたが…あたしの日常を壊したんじゃなくて
最初から…とっくに、壊れていたんだ
あたしの知らない所で』
『・・・』
『あなただけは・・・』
『・・・』
『あなただけが・・・ひとつも
嘘をついていなかった・・・・』
真はおおきな瞳を真直ぐに僕に向けて微笑む
『あたしだって…何度もあなたにウソついた。
あなたの…思いとか
その意味は・・・分からなくても
行動も・・・約束も・・・ひとつも
嘘がなかったのは・・・あなた一人だけ
それも…事実で・・・現実
それが…よく・・・わかったから』
『・・・マ』
『ありがとう・・・・・』
真の目から流れた一筋の涙と
崇高な微笑みを直視して
僕は少し、呼吸が止まっていた
初めて・・・報われた思いを感じる事ができた
そんな思いがしたんだ
『え・・・』
『悪事を企む者が居なくならないのも
嘘がなくならないのもマコトの言うように現実だ
だからって❝傷を負った者が悪い❞なんて考えは
それだけは・・・間違えだ』
気高い心を・・・弱みに付け込むように
汚い手で蹂躙する外道でなくて誰が悪いというのだ
『騙されたのが悪い、いじめられる方が悪い
そんな、、苦痛に苦痛を押し付けるような事に
甘んじなければならないわけがないよ』
『・・・あなた、、』
『マコトは、ひとりぼっちなんかじゃないんだ、忘れないで』
『ふふ・・・また・・・❝初めて見た❞』
『・・・?』
『あなたの・・・真顔?』
真はチロっと舌を出して
なぜか顔を少し赤らめて笑った
『ぁは・・・だから、、なんにも知らないけど
知っても知らなくても…なんかもういいかな、なんて』
『マコト?』
『あとね、気づいたの・・・たった一つだけ、、確かな事』
マコトは足を止めて少し下を向いた
『あたしの日常を壊したのは…あなたじゃなかった』
『・・・』
『あなたが…あたしの日常を壊したんじゃなくて
最初から…とっくに、壊れていたんだ
あたしの知らない所で』
『・・・』
『あなただけは・・・』
『・・・』
『あなただけが・・・ひとつも
嘘をついていなかった・・・・』
真はおおきな瞳を真直ぐに僕に向けて微笑む
『あたしだって…何度もあなたにウソついた。
あなたの…思いとか
その意味は・・・分からなくても
行動も・・・約束も・・・ひとつも
嘘がなかったのは・・・あなた一人だけ
それも…事実で・・・現実
それが…よく・・・わかったから』
『・・・マ』
『ありがとう・・・・・』
真の目から流れた一筋の涙と
崇高な微笑みを直視して
僕は少し、呼吸が止まっていた
初めて・・・報われた思いを感じる事ができた
そんな思いがしたんだ
