
HEAVEN~時を超えて~
第6章 ひとつ
『マコト…ごめん。まさか…ずっと・・・』
一晩中…我慢していたんじゃ…
そう言いかけた僕に
『ちがぅ…ちがうよ、カイキ…』
『マコ…』
『カイキのせいじゃない…全然ちがう…関係ない』
真はお腹を押さえながら僕を見て何度も否定した
『ほんとに大丈夫、だから・・・
今日は…もう、休ませて…お願い』
『…うん』
ドアに掴まって立とうとする真を
僕は問答無用で抱き上げで寝室へ…
真のベットに運んだ。
『ハァ・・・カイキ?…なんか、さ
誤解してるみたいだから…言っておくね』
『無理して…喋らなくて良いよ…』
ベットの照明をギリギリまで落として
真を寝かせる
『ちょっと…体…びっくりしてるだけ…多分』
まったく…何も答えになっていなんだけどな
『あたしは…ちっとも嫌じゃなかったし
カイキは…ずっと・・・やさしかったから
ちっとも痛く…しないし・・・つらくなかった
だから・・そういうんじゃ、ないから…ね』
真は痛みに耐えながら僕に僅かに微笑んだ
たまらず、お腹に手を伸ばしそうになるのを堪えて
僕は真に毛布をかけて
ひとりにしてほしいと言う真の気持ちを汲んで
部屋を出て行く…
…フリをして
真の寝息が聴こえる頃に
ベットの近くに椅子を置いて隣で仮眠した
少しでも何かあれば直ぐに病院に連れていけるように
と、頭に置いておきながら
真…どうして…自分が辛いのに
あんなに必死になってまで
僕の心を楽にさせようとしてくれるんだ
それらがずっと僕の頭をループしていた
一晩中…我慢していたんじゃ…
そう言いかけた僕に
『ちがぅ…ちがうよ、カイキ…』
『マコ…』
『カイキのせいじゃない…全然ちがう…関係ない』
真はお腹を押さえながら僕を見て何度も否定した
『ほんとに大丈夫、だから・・・
今日は…もう、休ませて…お願い』
『…うん』
ドアに掴まって立とうとする真を
僕は問答無用で抱き上げで寝室へ…
真のベットに運んだ。
『ハァ・・・カイキ?…なんか、さ
誤解してるみたいだから…言っておくね』
『無理して…喋らなくて良いよ…』
ベットの照明をギリギリまで落として
真を寝かせる
『ちょっと…体…びっくりしてるだけ…多分』
まったく…何も答えになっていなんだけどな
『あたしは…ちっとも嫌じゃなかったし
カイキは…ずっと・・・やさしかったから
ちっとも痛く…しないし・・・つらくなかった
だから・・そういうんじゃ、ないから…ね』
真は痛みに耐えながら僕に僅かに微笑んだ
たまらず、お腹に手を伸ばしそうになるのを堪えて
僕は真に毛布をかけて
ひとりにしてほしいと言う真の気持ちを汲んで
部屋を出て行く…
…フリをして
真の寝息が聴こえる頃に
ベットの近くに椅子を置いて隣で仮眠した
少しでも何かあれば直ぐに病院に連れていけるように
と、頭に置いておきながら
真…どうして…自分が辛いのに
あんなに必死になってまで
僕の心を楽にさせようとしてくれるんだ
それらがずっと僕の頭をループしていた
