
HEAVEN~時を超えて~
第2章 新世界の中
『・・・モグ…モグモグ』
フワフワのオムレツにベーコン
シャキシャキのサラダ
あったかいスープにカリカリに焼いたパン
栄養が詰まってそうな…濃くて甘酸っぱいオレンジジュース
久しぶりにフォークやスプーンの上げ下げをして
自分の手でちぎってパンを口に運ぶ
たった、それだけのことなのに
『・・・ぉいしい…』
ぽつんと…言葉が溢れていた
ちゃんと味がしたんだ…何日ぶりに
『ふふふ…本当?…良かった』
目の前でテーブルに頰杖をついて
ニコリと微笑んだままあたしをみているその姿を
視界に入れないようにしてたのだけど
言葉少なく…淡々と
だけどとても高揚感があるような
耳を惑わすような甘い声に…つい…前を向いてしまう
『・・・ぅん』
『ふふ…良かった。マコトが喜んでくれるといいなって色々考えてさ』
『ぇ…』
『マコトの好きなものと、栄養のつくものと…欲張っちゃうよね、つい』
『・・・』
何がしたいのかは…本当に不明だけど
毎日体重や血圧まで測られるし
どこか神経質なまでに…あたしの健康を見ているのには違いないの
『ぁ…マコト…全部食べられたね?凄いね、偉い偉い』
『…ぅん』
満面の笑みが…本当に嬉しそうで眩しくて
せっかく両手が前にあるのに
ぶん殴るのを忘れてしまった
ここに来て初めて、出された食事を完食した
フワフワのオムレツにベーコン
シャキシャキのサラダ
あったかいスープにカリカリに焼いたパン
栄養が詰まってそうな…濃くて甘酸っぱいオレンジジュース
久しぶりにフォークやスプーンの上げ下げをして
自分の手でちぎってパンを口に運ぶ
たった、それだけのことなのに
『・・・ぉいしい…』
ぽつんと…言葉が溢れていた
ちゃんと味がしたんだ…何日ぶりに
『ふふふ…本当?…良かった』
目の前でテーブルに頰杖をついて
ニコリと微笑んだままあたしをみているその姿を
視界に入れないようにしてたのだけど
言葉少なく…淡々と
だけどとても高揚感があるような
耳を惑わすような甘い声に…つい…前を向いてしまう
『・・・ぅん』
『ふふ…良かった。マコトが喜んでくれるといいなって色々考えてさ』
『ぇ…』
『マコトの好きなものと、栄養のつくものと…欲張っちゃうよね、つい』
『・・・』
何がしたいのかは…本当に不明だけど
毎日体重や血圧まで測られるし
どこか神経質なまでに…あたしの健康を見ているのには違いないの
『ぁ…マコト…全部食べられたね?凄いね、偉い偉い』
『…ぅん』
満面の笑みが…本当に嬉しそうで眩しくて
せっかく両手が前にあるのに
ぶん殴るのを忘れてしまった
ここに来て初めて、出された食事を完食した
