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HEAVEN~時を超えて~

第3章 錯乱

ボフッ…

あたしは逃げるようにベットにダイブして
そのまま眠ってしまっていた



ドックン…ドックン…ドックン


息が上がって…と言うか
心臓がずっとおとを立ててうるさくて



『マコト〜?』


追い打ちに…耳をふさいで目を閉じる





『あーぁ、子どもみたいに拗ねちゃって

聞けない願いもあるって言ったじゃないか』



『・・・』

違うわよ…バカ。本当にズレてるんだから
そっちじゃないでしょ



だけど、ええと・・・あれ…




『マコト?…ちょっとごめんね』




うん、なんだかあたしは…あたしの体は 




『マコト、すごい熱じゃない。我慢してたの?』



『…〜〜〜』



『ダメじゃないか。そういう事だけはちゃんと言わないと』



『・・・』


続くショックに耐えきれなくなったのは

身体なのか…心なのか



あたしの体は変な熱に侵されたように
本当に熱を出してしまっていた

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