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HEAVEN~時を超えて~

第3章 錯乱

ガチャ…ジャリ…


ベットから彼女をほどいていると
ようやく目を覚ました


『マコト…おはよう?』



『…ゃだ…ゃめて……ゴメンナサイ』



『マコト』



『ゴメンナサイ・・・ごめんなさい…っ…もうしないから…

もしない…もうしません…っ・・・』



やれやれ
大分ご乱心状態みたいだ


僕は彼女をゆっくり抱きしめて頭を撫でる



『マコト?
とっても反省したみたいだから…出ようね

よしよし・・・怖かったね

もう大丈夫だよ…』




『うっ…う…ぅっ…』



『ふふ…お風呂入れてあげるからね。さ、起きよう』




僕に抱えられたまま地下を出ても錯乱状態、放心状態をくり返した真はシャワーを浴びさせて日の光を目にすると

やっとその瞳孔が揺れ始めて意識をちゃんと取り戻していった

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