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HEAVEN~時を超えて~

第1章 逢えた

『クスクス・・・マコト、ほら朝だよ』



グイ・・・


口枷を外すとマコトははち切れるように声を上げた



『っっ・・・誰っ・・・』



『マコト?』




『ゲホゲホっ・・・あたしは・・・真(マコト)だけど

あんたは誰なの?!・・・なんのつもり!?』





『マコト・・・・朝は❝おはよう❞でしょ?』





『は・・・?』



真はガクッと崩れた




『あぁ、ほら…危ない。転げ落ちたらどうするの

慌てて動く癖は見てて危なかっかしいよ』




崩れる身体を支えられて
真はベッドの端に座らされる




愕然としながら思考が鈍る頭と葛藤して
目の前で起こっている現実に目を向けようとしていく




『さぁ、今日は良い天気だよマコト
そろそろ起きようね』



場違いなくらい柔らかで爽やかな微笑みで
膝をついて脚のロープを解いているその姿に


真の目に嫌でも入る新しい情報




『ぇ・・・』



服を着ていない

下着姿の自分の身体





『ひ…・・・…ぇ…っ…』




血の気が引く代わりに頭に血が昇るように
掴まれていた両脚に咄嗟に力が入って




ドカッ…



目の前のそれを蹴飛ばしていた

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