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HEAVEN~時を超えて~

第5章 真相を知らば

『リョウ…ちゃ…も少しだけ…ゆっくりに…』


『ハハッ…ゆっくり出来ないのはマコトだろ?』



『そ、じゃ、なくて…』



『チュ……もういいから、ひとつになろう』




『ひ、、と、、つ・・・』




『そ。ほら、力抜けよ…マコトさっきからズブ濡れだ

そろそろ〃ココ〃の蓋閉めないと、洪水だぞ?』




『ひとつ、って…なん、だっけ…ぇ、と』



『マコト・・ずっぽり奥まで…蓋してやるからな…フフッ』



『まって…』






・・・・・


そう、いいんだ

君は考えなくて



終着点と自分の現在地が重なった所で
僕はイヤホンを握り潰すと



バン…


地獄への扉よりも重い

そのドアを次々と蹴破って進んだ

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