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私の物語

第1章 私のこれまでの人生

そこで何かがプツンッと切れたような気がした。
その日から、私は母の作るご飯や、学校で食べるお昼ご飯を一切食べなくなった。
そりゃあ、日に日に痩せていった。
体重計に乗るのも楽しくなってきた。

夏のプールまでに1ヶ月で−5キロを落とした。
周りの子からは「痩せたね!」と言われ嬉しかった。

でも、いつもお腹は空いていた。
そして、誰かがお菓子やお弁当のおかずをくれようとするなら、断固として断った。
そんな一口で体重が変わるわけないのに、その頃の私は味見程度でも食べると太ると思っていた。

これが、私の間違えたダイエット方法の始まりだった。

そして、プールが終わるとすぐにリバウンドした。
少しくらいいいやと思ってしまい、つい食べてしまうと美味しくて手が止まらなくなる。
食べても食べてもお腹いっぱいにならない。
もっともっと食べたい。
そして食欲が落ち着いた時には、罪悪感で落ち込む毎日。

これが、将来ずっと続くとはこの頃は全く思ってもいなかった。

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