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ふたりは似てる

第2章 真夏の始まり

決して悪い人たちではない、とわかってる
それでも。。。。なんだか心が苦しい
もう夕食のお呼ばれはなんとか理由をつけて断ろう。。。
祖父の健吾には申し訳ないけど。。。

お祖父ちゃんには叔母さん達が仕事してる時間に行けばいいよね
そのほうがいい、みんなが良い方にしよう
真希は心に決めた

あの家で3年過ごしたけど、
叔母の瑞穂と美沙とは親しく慣れなかったと真希は思っている
お世話になった、と分かってる
2学年下で美沙と同じ高校に通い、通える大学に行くことも出来たが
遠方の専門学校を選び進学したのは正直逃げ出したと言っても間違いではない
それに、真希にとって忘れたい記憶も。。。
仕事で3カ月程の予定でこちらに来たが
できれば。。。。早く。。
過去を知る誰かに会いませんように。。。
割り切ったはずなのに、心がけ苦しくなる

早く東京に戻りたい。。。。

でも、その一方で先日の偶然の再会の続きを。。。
もう少しだけ欲しい
もう少しだけ。。。。
いいよね
あれは戻るまでの間、だもの

真希は携帯を取り出した










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