創造の双子。
第19章 思い
早速食べに行くぜっ♪
いや…ここは、クッキー食べに来たんじゃなくて詩穂に会いに来た!
とか、言うべき?
韓国ドラマでやってた!
詩穂の家まで5分くらい。
3年生の夏休みは毎日のように4人で遊んでたから道なんて知らなくても足が勝手に進んでく。
クッキーのいい匂いが強くなっていく。
ピンポーン
詩穂の家の無駄にでかい門のインターホンを押す。
しばらくたってスーツを着た執事が出てきた。
眼鏡をかけていて、ワックスで前髪を上げている。
「お待たせいたしました。
慧様どうぞ。 」
…たぶん名前は嶋だったかな?
そんな事を思いながら、馬鹿でかいお屋敷の中に入っていった。