創造の双子。
第3章 電車でー…
西華が電車に乗り込んだとき、慧はやっと帰宅したばかりであった。
「あ~~ただいまぁ…!!」
「あら、遅かったのね。お帰りなさい。」
「うん。なんか女の子にずっとついてこられて…」
「うふふ♪ さすがママとパパの子♪ もてるのねぇ~」
「え~っ? そうかなぁ?」
もちろん精神年齢は脅威の小学3年生。 もうなんだか、名探偵コ●ンくんのようだ。
まだ反抗期も来ない。
「そういえば、西華は?」
「え?帰ってきてないの?」
「ずいぶん長ー…あっ!慧っ!」
慧は一目散に家を飛び出したー…。