創造の双子。
第4章 海斗(かいと)
「ん~ひゃほぉ(海斗ぉ)…」
「なんだよ?」
そう言って、海斗は手を離す。
「私って…汚れてるの…?」
「えっ…」
さっきまで笑い顔だったのが一瞬にして凍りつく。
「知らない男の人に、胸…触られた… アソコも…」
うつむいていてよく顔が見えない。
海斗は言葉を無くしている。
「ねぇ…! 私は汚れてるのっ!!?」
声を張り上げて、途端に泣き出す。
「あっあっあっ… うぅ…」
「西華… 西華は汚れてなんか…」
「汚れてるのっ!」
海斗の言葉を遮る。
また西華は冷静を失っていた。
海斗が抱きしめようとすると、激しく拒絶する。
すると海斗は冷たい声でこういい放った。
「汚れてるから何? うん、西華は汚れてるよ。自分がそう思ってる限りね。 思い出すのは無駄な事だよ… じゃ、俺帰るから。 来ても無駄だったわ。」
この瞬間西華は、我にかえった。
海斗は置いてあったエナメルバックを、肩に掛けて帰ろうとする。
「待ってっ…!!」
ベッドから身を乗り出して叫ぶ。
チラッと西華の方を振り返る。
「…どうして欲しいわけ?」
「っ…もう泣かないからっ! 思い出さないからっ…」
「それで?」
意地悪そうに聞き返す。
「まだ…そばにいて…」
「よく言えました♪」
海斗は西華をベッドに寝かせると、軽くキスをして ずっと手を握っていてくれた。
西華は自分が落ち込みじあんだということは、身に染みて体感している。 いつもそれで、海斗に迷惑をかけていることも申し訳なくてなかなか甘えることが出来なかった。
身体に触れられるような行為はまだしていない。
いつも焦されるのだ。
その分、沢山沢山 お話をして 遊んで。 海斗との信頼関係はとても深いものだった。
「なんだよ?」
そう言って、海斗は手を離す。
「私って…汚れてるの…?」
「えっ…」
さっきまで笑い顔だったのが一瞬にして凍りつく。
「知らない男の人に、胸…触られた… アソコも…」
うつむいていてよく顔が見えない。
海斗は言葉を無くしている。
「ねぇ…! 私は汚れてるのっ!!?」
声を張り上げて、途端に泣き出す。
「あっあっあっ… うぅ…」
「西華… 西華は汚れてなんか…」
「汚れてるのっ!」
海斗の言葉を遮る。
また西華は冷静を失っていた。
海斗が抱きしめようとすると、激しく拒絶する。
すると海斗は冷たい声でこういい放った。
「汚れてるから何? うん、西華は汚れてるよ。自分がそう思ってる限りね。 思い出すのは無駄な事だよ… じゃ、俺帰るから。 来ても無駄だったわ。」
この瞬間西華は、我にかえった。
海斗は置いてあったエナメルバックを、肩に掛けて帰ろうとする。
「待ってっ…!!」
ベッドから身を乗り出して叫ぶ。
チラッと西華の方を振り返る。
「…どうして欲しいわけ?」
「っ…もう泣かないからっ! 思い出さないからっ…」
「それで?」
意地悪そうに聞き返す。
「まだ…そばにいて…」
「よく言えました♪」
海斗は西華をベッドに寝かせると、軽くキスをして ずっと手を握っていてくれた。
西華は自分が落ち込みじあんだということは、身に染みて体感している。 いつもそれで、海斗に迷惑をかけていることも申し訳なくてなかなか甘えることが出来なかった。
身体に触れられるような行為はまだしていない。
いつも焦されるのだ。
その分、沢山沢山 お話をして 遊んで。 海斗との信頼関係はとても深いものだった。