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創造の双子。

第8章 切なる気持ち



「…?」

詩穂が、何かに気づいたようだ。

「耳…濡れてるよ? 顔でも洗って、耳ふいてこなかったの?」

「えっ…確か拭いたはず何だけど…恥ずかし~///」


羽華の唾液だ…
そう思うと、また顔が赤くなった。


羽華をよそに、詩穂はポケットからタオルを出して はい と言って西華に手渡した。


「えっ…ティッシュでいいのに… 汚いよっ…」


「いいよ♪ あげる~☆ 私、タオルオタクだからw」


と、言ってバッグの中から2、3枚のタオルを見せつけた。


「じゃ、有り難く!(b^ー°)」


…西華が…羽華の唾液を拭き取っている。


まだ少し取れていない部分はテカテカ太陽の光に反射していて羽華はちょっと興奮気味だった。

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