テキストサイズ

創造の双子。

第9章 詩穂の彼氏 ~詩穂視点~


私に、彼氏が出来たのは昨日…///

なのにダブルデートとか、早いっ…!! て、思われると思うけど、彼はとっても純粋!


昨日の夜の事だよ…


***********

西華…今日学校休みかぁ…


はぁ~…テンション下がる…
大丈夫かな…


と、詩穂は西華の分までノートを書いていた。


詩穂は、委員会があって西華にノートを渡すのが夜遅くになってしまった。


ピンポーン


ガチャ


扉が空くと、西華の弟…慧が立っていた。


「 ん~…詩穂ねぇちゃんかな?」


「わあっ!慧くん! 久しぶりだねぇ♪ 全然変わってないけど…;」


夏の暑い日、毎日のように3人でプールに行ったのを覚えている。
正確にいうと、詩穂の家のプールに来てもらったのだが…


「悪かったな!! どーせ俺は、ビッチだい!」


「あはは…!! てか、自分の事俺って言うようになったんだ!」


「学校の奴らに僕って言ったらアホほど笑ってたから…」


実は久しぶりに見る詩穂に緊張していたから。


「西華ねぇちゃんにノート?
うん。今、海斗と寝てるから…あ、上がっていって!
もうじき海斗目覚ますし、一緒に帰った方が安心でしょ?」


と、扉を大きく開く。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ