創造の双子。
第9章 詩穂の彼氏 ~詩穂視点~
おぉ…なんか優しいな?
「じゃ、お言葉に甘えてっ♪
お邪魔しま~す」
詩穂が小学生の時 西華の家で、夜遅くまで遊んでいて暗くて恐いから 彗にちょっと送って? って言ったら、 無理って言い返されたことがある。
それでも男かっ? とか思ってその後ケンカになったんだけどね(´∀`;
「あ、今親いないから。
好きに使って。」
ドキッ… なんかこの台詞ってえっちな事するときにいうよねっ…///
あ、私ってば 自意識過剰…;
はぁ…
それにしても、彗可愛いなぁ…
性格はあんなひねくれてたのが元に戻ってるし!
あの時から本当…変わってない。 まぁ、ロボットなんだけど…
彗は、背伸びをしながらお茶を入れてくれている。
「け~いくんっ♪」
やや楽しそうに話しかける。
「…何?」
少々時間が空いて、言葉が返ってきた。
「あの時と接し方違うよね?」
「違ったらだめなの…?」
「なんで違うのかなって…」
それから深い沈黙が続く。