創造の双子。
第14章 お泊まり *二日目*
「あ!海斗♪」
ヘアーバンドをつけた西華が、洗面所から出てくる。
「おー迷わなかったか?」
「あはは…迷わないよ~」
「そか。 みんな迷うからさぁ」
「へぇ~? じゃあ私ってすごい? あはw」
「野生の勘だなw」
「え~? それ褒めてなーい」
メイクをすると言って、西華は客室に入った。
今日はナチュラル系にしようかな? 一番良くキメたいもん!
だって…今日は…スるかもしれないし…///
西華だって女だ。
そんな事くらい考える。
つけまつげは、ナチュラル。
チークも薄めにした。
まだ中学生なので、化粧の仕方も勉強中。
「じゃーん! 海斗、どぉ?」
早速、海斗の部屋に行ってみてもらう♪
「…目…キリンみたいだな。」
…へ?
「キリンってまつげ長いから…」
海斗的には褒めたつもりだったのだろうが、西華には褒められているとは到底思うはずがない。