創造の双子。
第14章 お泊まり *二日目*
そりゃ、笑うっちゃ笑うけど…
昔みたいに…嬉しくてたまらないみたいな、幸せそうな笑顔が西華から 消えたんだ。
「海斗っ♪」
…はっ!
扉の前には、海斗の学ランを来た西華が立っていた。
「えっ…ちょ… 西華? さっきセーラー服って…」
「えへへ~! 海斗の学ランがつい目に入ってね… 着てみたくなったの!勝手にごめんね! 嫌だった?」
「いや…嫌っつーか…」
ツインテールにダボダボ学ラン。
手とか、足とか見えないし。
…なんか、やばいわ…
「その格好… 誘ってんの?」
「…え…?」
「誘ってるとしか思えない!」
「きゃっ…!! 待って!海斗! だめっ、だめっ!」
海斗はそのまま西華を、押し倒した。
「俺…十分待ったよ…」
「ちが…! ……待って!」
「…なんか言いたいこと…あんの?」
「……」