創造の双子。
第15章 創造の西華。
あぁ…ちょっと涼しいな…
どんどん、人が大きくなっていってるや…
…人!?
海斗!
「きゃあぁあぁあっ!」
間一髪。 西華は海斗に受け止められた。
「っつ… このバカっ!!! なにやってんだよ! 」
ものすごい剣幕だ。
初めてこんな声、顔 見た。
ガクッと海斗が倒れ込むと、西華も腕から解放されて、海斗の隣に倒れ込んだ。
「はぁはぁはぁ…」
「海斗…」
「このアホが!! 一回死んだのにまた死にたいのかよ…
…お前は俺の大好きな西華だ! また、生き返ったんだろ?
悲しませんなよ…」
「海斗、私は西華じゃ…」
「西華だよ… 俺も西華も好き合ってる。 俺を悲しませたくないんなら、ずっと一緒にいろ。 俺はおまえを愛してる。」
「海斗…ごめん… 本当にごめん…」
「いいんだよ… 言うの辛かっただろ? 頑張ったな。」
「あ…うぅぅ…海斗おぉお!」
泣きながら、海斗に抱きついて熱いキスを交わした。