創造の双子。
第16章 憂鬱。
ぎゅっ…
お、小栗さん?
「ふふ♪ じゃあ頑張って♪」
私の手を握りしめて、優しく微笑むんだ。
あ、やっぱりこの人いい人だわ。
長い髪が揺れて、ほわんといい香がする。
「ふーたりっともっ? 何ラヴラヴしてんのっ? いくよぉ!」
あ…; 恵美歌…
一瞬、目的忘れてたよ(≧ヘ≦)
「あ、恵美歌ちゃんゴメンね♪ じゃ、行こっか!」
「let's go! 」
緊張もほぐれてきて、パフェ食べたりプリクラ撮ったり!
すっごく楽しいなっ♪
「今度は、服見に行こうょぉ」
おぉっ! やっと大本命♪
スカート買いたかったんだよね(≧∇≦)
ワクワクと胸がはずむ
「あ、羽華ちゃん! 私トイレ行きたい! ついてきてくれない? 」
え…;
早く行きたいのにっ!
「あ~うん! いいよっ」
「やった! 恵美歌ちゃんは先行ってて?」
「うん! 私、服見に行くのすごい楽しみにしてたからねぇ! 早くきてねぇ☆」
「「うん! 」」