アシスタントで来ただけなのに…!
第1章 鬼才漫画家、市川ルイ
「え?」
名前を聞いて心臓が跳ね上がった。
面接と思っていたので他に面接官がいると思っていたが、まさか本人?
そんな馬鹿な。
咄嗟に顔を上げて見るとあまりにも綺麗な顔立ちをした、市川ルイだと名乗る女性が不思議そうにこちらを見ていた。
言葉が出ない。綺麗。なんて美しいんだ。
あの週刊誌に撮られた写真と同じだ。
あの写真は横顔だけだったが、真正面からみると人形のような顔立ちで、背丈も高くモデルのようだ。
週刊誌で見た写真は白黒で分かりづらかったが、あまりにも同じ顔立ちをしているので、本人だと言われて納得してしまった。
だってこんなに美しい顔立ちの人、他にいるのだろうか。
「ご本人様…なんですか?」
納得はしてしまったが念の為確認した。
「そうだが、問題あるか?」
「っあ!いいえ!決してそういう訳では!大変光栄です!」
「そうか」
面接を市川ルイ本人とするなんて、誰が思うのだろうか。
夢のようだ…まさか本人に会えるなんて。
夢見心地に市川先生を見惚れてしまう。
「…どうした?もっと入っていいぞ」
「…っあ!はい!」
「失礼します!」
私は市川先生に案内されて、部屋の中に入った。
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