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sunny spot

第2章 #002

聞こえないフリをして最後の角を曲がる。

走れば3分で家まで辿り着けるが太陽は隣人だ。
走っても逃げきれない。

なにより太陽は俺よりもだいぶ若い。
勝てる見込みは一切ない。

「あれ?聞いたらまずかったですか?」

当たり前だろ!!
なんて言えるはずもなくスタスタと早足で歩く。

「ごめんなさい、オレそういうの緩くて」

ハハッと笑う太陽を背中に家へ辿り着き階段を上る。

「ああでも」

ガチャガチャと鍵を開け、ドアを開き閉めようとしたところで無理やりドアを太陽に開かれる。

「無視してる時点で肯定してますよ?それじゃ」

そう言いながらあの日と同じ妖艶な笑みを浮かべていた。

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