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sunny spot

第2章 #002

「…なんのこと」

冷や汗を流しながら問いかけた。

「んー、それは冬夜さんが一番分かってますよね?」

いたずらっ子のように微笑んでいる。
なぜか少しだけ嬉しそうに見えるのはなぜなのだろう。

「電話、したんですよ。気付いてましたよね?」

ジョッキを一気に煽り店員さんに酒を頼んでいる。
俺は何も言い返せないで太陽を見ているしかできなかった。

「冬夜さん、また無視ですか?」
「ッ?!」

スボンの裾から太陽の足先が入ってくる。

「無視は肯定してるのと一緒ですよ?」

こちょこちょと指が動く。
くすぐったい…くすぐったいけど……。

「…そんな顔で見ちゃダメですよ。連れ帰りたくなります」
「…………ぃ…」

ダメだ。声に出さないでくれ。

「ん?何か言いたいことでも?」
「……いぃ……」

言ってしまったら…

「ちゃんと言える?」
「……連れ帰って、いい」

まっすぐ太陽を見つめた俺の瞳は絶対熱っぽかったと思う。

「……はぁ」

深いため息をついた太陽は軽く深呼吸をした後、足を引っ込めて見たこともない余裕のない顔で笑った。

「…じゃ、一緒に帰りましょうか」
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