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sunny spot

第1章 #001

ピーンポーン。
寝てた俺はインターホンで目が覚める。

窓の外はもう明るい。
どうやら寝落ちしていたみたいだ。

「宅配…か?」

バタバタと玄関へ向かい、はーいと言いながらドアを開ける。

「たいよ〜う!だかれにきたにょ」

急に小柄な男性に抱きつかれた。
足取りはフラついていて呂律も回ってない。
きっとさっきまで飲んでいたのだろう。酒の匂いがする。

「は?!人違いですよ?」

肩を両手で掴みグイッと引き剥がす。
気持ち悪いのか顔を上げずに唸っている。

「う〜ん…たいよ〜……」

たいよう?
なんか聞いたこと…あ、隣の部屋か。

喘ぎ声が大きい女性が隣人のことをたいようと呼んでいた気がする。

「あー…部屋間違ってますよ」
「ん〜?」

支えがないと立ってられないようで、どうしようか悩んでいると隣の部屋が開いた。

「おい、秋!隣の人に迷惑かけるなよ!」

パタパタとサンダルの音と共にたいようが近付いてくる。

「あ〜!たいようだぁ、はやくぅ」

俺にもたれかかりながら顔だけはたいように向いている。

「秋こっち来いって。」

やっと解放され胸を撫で下ろしていると、たいようはため息をついて話し出した。

「オレの連れがご迷惑おかけしてすみません」
「あ、いえいえ。こんな酔ってたらこういうこともありますよ」

ヘラヘラと笑ってしまったのは、たいようと呼ばれるヤリチン男が俺のドタイプだったからだ。

背が高く服を着ててもわかる程よいガタイ。
ふわふわとした髪の毛は綺麗に金髪に染められている。
寝起きなのか少しだけついた寝癖も寝癖と感じさせないルックス。
何よりも泣きぼくろがえろ過ぎる。

こんなに色気を漂わせていれば誰だって抱かれたくなる。

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