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天然は…。

第1章 天然。

授業中、ずっとボーっとしていた。何を話してたすら覚えてない。
フジの事が頭から離れないんだ…。
モヤモヤして、すごく嫌だ。

フジ「ヒ…ラ、ヒラ!」

ヒラ「え?あ、何」

フジ「ほんとに大丈夫か?もう昼だぞ。飯食おーぜ!」

気付けば時間は1時を指していた。
フジが呼ばなければわからなかったかもしれない。

フジ「今日、一緒に帰れるか?」

ヒラ「少し遅くなるけど、それでいいなら」

フジ「よかった!今日元気ないからさ」

俺は、どうしたんだ。別にフジがどうしようと俺には関係ないんだ…。
そんな事を思っている時だった。

女1「フジ君、ちょっといいかな…?」

フジ「あ、うん。ヒラ、ごめんね」

そう俺に言い残して、フジと女の子は何処かへ行った。
大体、予想はつくが。
また一つ、俺の中でモヤモヤが増えた。

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