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あの夜の何処かで

第1章 偶然の出会い

 彼女の名前は確か叶葉(かのは)。珍しい名前だったので、何となく覚えている。

 彼女は勉強も運動もできて、そこそこ可愛いと友達から聞いていたが……。
 まさか彼女も眠れなかったとは。


「あの……叶葉、さん? 眠れないの?」

「あ、うん。それと、叶葉でいいよ……」
 彼女は先ほどまで寝ようとしていたのか、どこか眠そうな感じもあった。そこがまた可愛いけど。

「修一くんも?」

「うん……」
 僕の名前覚えてくれてたんだ。


「ここじゃ寒いね、ちょっと来て」

「?」
 どこに行くんだろう。

 彼女の方に行くと、大きな扉に辿り着いた。

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