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陽が沈む湊、陽が昇る湊。

第3章 初めての夜

「ここじゃ嫌」

しまった、どこでも良いわけじゃないのか。

「分かった」

オレは彼女を腕から解放して、手を引いていた。

「どこ行くの?」

黙って洗面所に向かう。

歯ブラシに歯磨き粉を付けて手渡す。

「二階に行くなら歯を磨く」

「真面目か」

二人肩を並べて歯を磨く。

よし、やるぞ。

二階へ上がり、布団を敷いた。

灯りを常備灯に切り替えて

布団の上に彼女を寝かせた。

上に重なるようにして寝そべる。

シャンプーのいい香り。

その首筋に唇を押し付けた。

体が熱くなってくるのを感じた。

何度も唇を重ね合わせ

お互いの粘液を交換する。

オレは服を脱ぎ捨てた。

彼女の服も脱がせる

ブラの中に小さな膨らみが隠れている

抱きしめ合い

その最中にホックを外す。

隠れていた膨らみの先を口に含む

彼女はされるがままに

小さく吐息を漏らす。

ここまで来ると体が勝手に動き出す。

オレは最後の一枚も脱ぎ捨て全裸になっていた。

彼女がオレの名前を呼ぶ

トクンと胸が苦しくなる。

オレはこんなに彼女を求めていたんだと気付かされた。

ショーツに手をかけると彼女の体が強張る。

「やっぱり嫌か? まだ間に合うぜ」

「大丈夫。心の準備はできてるの」

ショーツを滑らせ細い足首から抜きさる

片膝に手をかけ押しひらく

オレは重なるように腰をずらす

先端が奥につながる窪みを探る

ピクンと彼女の腰が浮く

「いいよな?」

彼女は少し震えながら頷いた。

上手く入ることができない

オレは少し焦っていた。

力任せに押し込んでも滑って逃げてしまう。

ここじゃないのか?

もう一度を試してみる。

たぶん合ってる。

グイグイ押し込むが沈んでいかない。

もしかして、初めてなのか

そう思った瞬間、背中に冷や汗が流れた。

オレの記憶では中学の時、同級の男と付き合っていて

そいつからエッチをしたと聞かされたことがあった。

嘘ついてたのか。

急に彼女を愛おしく感じる。

オレは行為をやめて彼女を包み込むように抱きしめた。

胸が熱くなる。

オレは本当に愛されていたんだな。

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