白いスニーカー
第1章 白いスニーカー
それから約一ヶ月経ったが、彼女は変わらず俺と同じ電車に乗っていた。もちろん彼女の定位置は変わらない。今日も俺の座席の前に立っている。俺の隣は空いているのに……。
今日も真っ白いスニーカーが見える。だけどなぜか靴下を履いていない。それに制服が濡れているような気がする。
雨が降ったのだろうか? 天気予報では曇りとなっていたから折り畳み傘は持っていったが、室内での仕事だから気づかなかった。
彼女は今日も文庫本を読んでいる。タイトルは「憂鬱な日々」だった。
憂鬱……たしかにこの時期は憂鬱だ。大型連休が終わって、疲れが出る頃だ。それにしばらく休みもないからモチベーションが上がらない。
きっと彼女もそうなのだろう。緊張で張り詰めていたから、そんな本を選んでしまったのだろう。
六月に入った。ジメジメとした空気と汗が身体にまとわりつく。梅雨が始まったとニュースで聞いて、ため息が出る。
今日も真っ白いスニーカーが見える。だけどなぜか靴下を履いていない。それに制服が濡れているような気がする。
雨が降ったのだろうか? 天気予報では曇りとなっていたから折り畳み傘は持っていったが、室内での仕事だから気づかなかった。
彼女は今日も文庫本を読んでいる。タイトルは「憂鬱な日々」だった。
憂鬱……たしかにこの時期は憂鬱だ。大型連休が終わって、疲れが出る頃だ。それにしばらく休みもないからモチベーションが上がらない。
きっと彼女もそうなのだろう。緊張で張り詰めていたから、そんな本を選んでしまったのだろう。
六月に入った。ジメジメとした空気と汗が身体にまとわりつく。梅雨が始まったとニュースで聞いて、ため息が出る。
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