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クラスの人気者は、刹那の2時間を買い戻したい。

第5章 カラオケ

月曜の朝。

刹那は憂鬱で仕方なかった。

(学校、めんどくさい!)

ベッドの上で寝返りを打っては、少し寝るを何度も繰り返す。

「あぁ〜もう!」

不毛な行く行くないの葛藤をしていた。

「とりあえず、煙草吸う」

刹那は小さなキッチンの下で煙草を咥え火をつける。

「はぁ……」

大きなため息が漏れる。

30分後にはバイクに乗って学校へ向かっていた。

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「おはよー」

と、クラスメイト同士で挨拶が飛び交っている。

週末の出来事やゲーム、来週のイベント、部活や恋愛、さまざまな声が耳にノイズとして届いていた。

(……煙草吸いたくなってきた)

「白瀬くん、おはよー」

机に体を投げ出していた刹那は体を起こして、声のした方を見た。

クラス委員の星野莉子がニコニコしながらこっちを見ている。

「おはよう」

「はい、コレ」

彼女はコーヒー牛乳を差し出す。

「本当に買ってきた。律儀だな」

「ま、故意じゃないけど美化委員押し付けたの私だし」

「サンキュー」

刹那は紙パックを受け取り、ストローを差して飲みはじめる。

「白瀬くん、LINE見た?」

「ん?」

刹那はスマホを取り出してLINEを開く。通知が数十件と表示されてる。

画面をスクロールすると下の方に莉子のLINEが③と表示されている。

「あ、ごめん。今気づいた」

「もう、一日一回くらいチェックしなよ」

「はい、気をつけます」

LINEを開いて目を通す。

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『3Aカラオケ大会』

ゴールデンウィーク前日にみんなで盛り上がろ♪
参加する人は今週末中に返信してね

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「白瀬くん、参加しよ?」

「えぇ〜、ヤダよ」

「ん〜、そうなるよね」

「オレのことはほっといて若い奴らでやればいいよ」

「おじさんみたい」

刹那はちょっとムッとした顔で莉子を睨みつける。

「……大人って言えよ」

「あはは、ごめん。大人男子だ」

「……舐めてんだろ」

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