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あなたの一番になりたいのに

第4章 【おまけ〜マリナ&サツキ編】






それを戻されて初めて見たマリナさんの
悲しそうな顔
目が離せない……



「サツキ…」


「わかんないです、ちゃんと言ってください…」


「好きだよ、サツキ」


「本当に…?」


「本当だよ、まだ間に合う?戻って来て、サツキ」



見つめ合うだけで想いは伝わるだろうか
来て……マリナさん
少しずつ近付いて、重なる唇
でもすぐに交わす



「もう放置するのナシ」


「うん、二度と離さないし放置なんてしない」


「次、守れなかったら一生離れる」


「絶対にそんな事はしない、神に誓う」


「私、とことん我儘ですよ?」


「サツキの我儘大好き」


「調子良い事ばっか言って…どうせ戻って来るって思ってるんでしょ」


「どうせじゃない、サツキの人生奪いに来た、NOとは言わせないつもり、他の人が居るなら今すぐこの場で切って」


「それは無理です、私にも事情があるので」


「付き合ってるの?」


「……マリナさんを忘れる為に私だって必死だったんです」


「電話かけて」


「は?」


「私が話つけるから」


「何言ってるんですか」


「良いからかけて」


「どう話をつけるつもりですか!」


「私っていう最強な恋人が居るんで諦めてくださいって言う」



この人何でこんな自信満々なの
何でこんな人好きになったの
何でたったこの一言で涙が溢れるくらい嬉しいの



「ああ!もう!そんな人居ませんよ!そんな簡単に気持ち切り替えられるわけないでしょ!人がせっかく綺麗さっぱり忘れようとしてるのに何でまた現れるの!やめてよ!さっさと次行けば良いじゃん!私なんか忘れるの秒もかからないでしょ!」



あぁ、口を開けばこんな事ばかり
自分じゃ止めようもない



強引に繋ぎ止めるかのようなキス……
ただただ切なくて涙が零れ落ちる
優しいキスで落とさないで



「まだこの口は強がっちゃうの?」


「ん……誰のせいだと思ってるんですか」


「うん、全部私が悪い……でも、自分を蔑むのはもうおしまい、サツキは私の人生でなくてはならない存在だよ」







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