中毒の処方箋 〜淫らな輪舞曲〜
第9章 飽食の時。瑠花(2)
冬の澄んだ朝、彼女の明るい「おはようございます」という声から僕の一日が始まる。
今日も彼女の明るい挨拶で仕事が始まる。彼女は被っていた黒のヘルメットと手袋を外し、事務員用の薄青の白衣に着替える。茶色の短い髪を後ろでチョコっと纏めてから、いつもの定位置に座った。
「今日は仕事、早く終わったらいいね」
「そうですね、先生。今日の忘年会が始まるまで、たっぷり時間が欲しいですよね」
ふとしたきっかけで僕たちは肉体関係を結んだ。仕事場で作業中、目が合い、唇が重なった。あれから数ヶ月、僕たちは秘密の関係を続けている。職場では普通の上司と事務員を装いながら、時折、彼女のマンションやラブホテル、そして僕の車の中で激しく絡み合った。
十二月の夜、大阪の街に珍しく雪が舞い散る中、ホテルの大宴会場で職場の忘年会が催された。その夜の瑠花はいつものTシャツにジーンズというカジュアルな格好ではなく、大人びた装いだった。
黒のタイトなオフショルダードレス。肩から鎖骨にかけての白い肌が露わになり、胸の谷間が控えめに強調されている。膝上丈の裾から伸びる長い脚は、黒のストッキングに包まれ、ヒールでさらに長く見える。薄茶色のショートヘアは少しウェットにセットされ、普段の快活さの中に、妖艶な色気が加わっていた。
会場に入った瞬間、瑠花を知らない男たちの視線が一斉に彼女に集まった。職業柄、女性の多い職場さながら会場には多くの女性が集まっていた。
しかし、瑠花は多くの女性の中にいながら、隠れることなく、むしろ、誰よりも一際美しく輝いていた。笑顔で挨拶する瑠花の周りに、上司や同僚が自然と集まる。僕は少し離れた席から、グラスを傾けながらその様子を眺めていた。
宴もたけなわになり、年間MVPを決める表彰式が始まった。打合せ通り、会場の照明が落とされた。僕は瑠花の隣に座り、グラスを傾けながら周囲を窺う。うす暗い会場が、僕たちの秘密の行為を優しく包み込んでくれる。
今日も彼女の明るい挨拶で仕事が始まる。彼女は被っていた黒のヘルメットと手袋を外し、事務員用の薄青の白衣に着替える。茶色の短い髪を後ろでチョコっと纏めてから、いつもの定位置に座った。
「今日は仕事、早く終わったらいいね」
「そうですね、先生。今日の忘年会が始まるまで、たっぷり時間が欲しいですよね」
ふとしたきっかけで僕たちは肉体関係を結んだ。仕事場で作業中、目が合い、唇が重なった。あれから数ヶ月、僕たちは秘密の関係を続けている。職場では普通の上司と事務員を装いながら、時折、彼女のマンションやラブホテル、そして僕の車の中で激しく絡み合った。
十二月の夜、大阪の街に珍しく雪が舞い散る中、ホテルの大宴会場で職場の忘年会が催された。その夜の瑠花はいつものTシャツにジーンズというカジュアルな格好ではなく、大人びた装いだった。
黒のタイトなオフショルダードレス。肩から鎖骨にかけての白い肌が露わになり、胸の谷間が控えめに強調されている。膝上丈の裾から伸びる長い脚は、黒のストッキングに包まれ、ヒールでさらに長く見える。薄茶色のショートヘアは少しウェットにセットされ、普段の快活さの中に、妖艶な色気が加わっていた。
会場に入った瞬間、瑠花を知らない男たちの視線が一斉に彼女に集まった。職業柄、女性の多い職場さながら会場には多くの女性が集まっていた。
しかし、瑠花は多くの女性の中にいながら、隠れることなく、むしろ、誰よりも一際美しく輝いていた。笑顔で挨拶する瑠花の周りに、上司や同僚が自然と集まる。僕は少し離れた席から、グラスを傾けながらその様子を眺めていた。
宴もたけなわになり、年間MVPを決める表彰式が始まった。打合せ通り、会場の照明が落とされた。僕は瑠花の隣に座り、グラスを傾けながら周囲を窺う。うす暗い会場が、僕たちの秘密の行為を優しく包み込んでくれる。
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