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華やか

第3章 縄に出会う

「じゃ、やってみて」

「は、はい……」
 連れられたのは、私たち以外誰も居ない倉庫。

 昔から縄跳びが得意だった私は、男の要望に応えて、難なく縄を飛び続けます。

「おお、いいね!」

「あの、いつまで続ければいいんですか……?」
 しばらくすると、少しずつ腕の力が弱まってきました。飛ぶのも段々辛いです。

「よし、OK」

「はっ……っ……」
 やっと指示を出されたところで、縄を止めて息を整えます。

 すると、男が少しずつ此方に近づいてきました。手には縄を持っています。

 その縄は茶色くて、縄跳び用の縄ではないようでした。

「その縄は……?」

「これは特別な縄だよ。こうやってすると……」

 男の見事な手さばきで、私は直ぐに縛られました。縄は飛ぶものだと思っていた私、この体験は初めてです。

「これって何ですか……?」

「縄と仲良くなる方法……的な? その状態で飛んでみてよ」

「は、はい……」
 縄を準備して、再び飛びます。手足は縛られていないので自由に動かせますが、体の縄が邪魔をして上手く動かせません。

 先ほどの疲れもあったのか、直ぐに引っかかってしまいました。

「これは特訓が必要だね」

(特訓……?)

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