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先生とアイツ

第3章 *理科室

「!」

カァッ!
私は自分の顔が熱くなるのが分かった。

これが、恋なの?

「賢斗には渡さない…」

そう言いながらタクの手は制服のシャツのボタンを取り始めていた。
 
「あ、タク…」

たまたま肌に当たるタクの手で体が反応してしまう。 

「やだっ…あっ…やめてっ…」

私は必死に抵抗するが、力で勝てるはずもない。
そして、ボタンがすべて取れた。

「あゆ…綺麗だね」

タクの指が私の肌を滑るように撫でる。

「つぅっ…んあっ…」

冷たい、でも優しいタクの手で私は感じてしまう。

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