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My Godness~俺の女神~

第6章 ♯Conflict(葛藤)♯

 運命とは、かくも残酷なものなのか。
 実里は一生涯、我が子に父親について真実を話すことはないだろう。
 秘密は永遠に葬り去られ、やがて忘れ去られる。
 悠理は黙って実里に背を向けた。
 肩を落として去ってゆく男を見送りながら、実里もまた茫然とその場に立ち尽くしていた。

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