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My Godness~俺の女神~

第4章 ♯Stalker(忍び寄る影)♯

「あんた、結構、良い身体してるな。胸もグラビアアイドル並にでっかいじゃん」
 言いながら、器用に実里の脚から小さなパンティを引き抜いた。
「うーん、こいつは良いや。もう、やりたくなっちまったよ。俺」
 金属音が夜陰に不気味に響き、実里はヒッと恐怖に引きつった声を上げる。
 悠理がジーンズのベルトを外し、既に猛り狂った彼自身を取り出したからだ。
「頂き~」
 いきなり左の乳房の先端を銜えられ、実里は悲鳴を上げた。
「う、あぅ」
 助けを求めたいのに、布を銜えさせられているために声が出せない。舌先で敏感な胸の突起を転がされる。その合間には空いた方の手で右の胸を揉みしだかれた。
 円を描くように乳輪をキュッと押され、一方ではクチュクチュと乳房を吸われる。さんざん胸を弄り回され、実里のピンク色のいじらしい突起は唾液に濡れて淫靡な輝きを放っていた。
「あんたの胸、ホント、きれいだね。あの気障ったらしい男はどうもあんたをあんまり満
足させてやってないらしい」
 性体験のない実里には判らないけれど、この男は女性経験も豊富だから、女の身体を知り尽くしているのかもしれない。確かに早妃と結婚するまでのわずかな間、悠理は多くの女たちと寝た。その頃は求められれば、客ともホテルに行った。
 そんな彼には実里の身体がまだそれほど男に抱かれていないのだとすぐに見抜いたようだ。
「ここが、どこだか判る?」
 耳許を熱い吐息がくすぐり、実里は涙の滲んだ瞳を揺らせた。
「あんたが、早妃を轢き殺した場所さ」
「―!」
 実里の眼が大きく見開かれ、大粒の涙が白い頬をすべり落ちた。
「自分がひと一人の生命を奪ったその場所で、レイプされる気分って、どんなんだろうねぇ。そのテの趣味のあるヤツだったら、それだけではやイッちゃうくらい興奮するんだろうけど、箱入り娘のお嬢さまだから、そういうわけにもいかないかな」
 言葉だけは優しく、宥めるように語りかけていながら、実里を見下ろす美しい瞳は少しも笑っていない。

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