My Godness~俺の女神~
第1章 Prologue~序章~
毎日、がむしゃらに稼いだな、あの頃は。今から思えば、あの時期はただ目的もなく、母親を見返したいがために、あがいていただけだった。
早妃に出逢ったのは、そんな頃。ある日、近くのキャバクラの女の子数人が連れ立って、俺のいるスナックに来た。その中に早妃がいた。ひとめで可愛い子だなと思ったよ。
色の白い、透き通るような肌で、眼が大きいんだ。俺はよく知らないけど、最近、韓国のKポップとかが日本でも流行ってる、あの韓流スターのKARAとかいう女の子のグループにでもいそうな感じの娘だった。
背も高くて脚が凄く長い。スタイルも抜群だった。数人いた子たちの中でも、早妃はとても目立っていたし、絶対に忘れられない強烈な印象を受けた。
初めて皆と来てから、一週間もしない中に今度は一人で来てくれて。それで、親しくなったんだ。彼女も俺と似た境遇で育ったんだと判って、尚更、距離がぐっと縮まった。早妃は父親が三歳のときに女を作って出ていったらしい。俺とは反対だ。俺たちが出逢ったときには、両親とは音信不通になっていた。
三度めにスナックに来た時、突然、早妃をよく指名するという客が来た。どうも早妃はそいつのことが嫌いらしくて、逃げ回る早妃をそいつがしつこく追いかけ回していた。カウンター席の早妃と俺が話し込んでいる最中に、そいつが急に現れて、嫌がる早妃を無理に引っ張っていこうとしたから、俺はそいつをぶん殴って、それで店を辞めさせられた。
別に後悔はしてない。俺たち、二人とも頼れるような親もいなかったし、その日から早妃は俺のアパートで暮らし始めた。また、あのイヤな客が早妃のところまで押しかけてこないとも限らなかったからね。
早妃と暮らすようになってから、俺はホストクラブで働くようになった。早妃はアパートの家賃や生活費を出すと言ったけれど、俺は頑として受け付けなかった。当たり前だろ、男として女の面倒見るのは当たり前だもの。その時、俺は十八、早妃は十六だった。
早妃も店を変えた。そこの店は前のところほど大きくはなかったが、前の店のように女の子たちに売春させたりとかしない、風俗にしては比較的、良心的な店なのも俺は安心できた。
早妃に出逢ったのは、そんな頃。ある日、近くのキャバクラの女の子数人が連れ立って、俺のいるスナックに来た。その中に早妃がいた。ひとめで可愛い子だなと思ったよ。
色の白い、透き通るような肌で、眼が大きいんだ。俺はよく知らないけど、最近、韓国のKポップとかが日本でも流行ってる、あの韓流スターのKARAとかいう女の子のグループにでもいそうな感じの娘だった。
背も高くて脚が凄く長い。スタイルも抜群だった。数人いた子たちの中でも、早妃はとても目立っていたし、絶対に忘れられない強烈な印象を受けた。
初めて皆と来てから、一週間もしない中に今度は一人で来てくれて。それで、親しくなったんだ。彼女も俺と似た境遇で育ったんだと判って、尚更、距離がぐっと縮まった。早妃は父親が三歳のときに女を作って出ていったらしい。俺とは反対だ。俺たちが出逢ったときには、両親とは音信不通になっていた。
三度めにスナックに来た時、突然、早妃をよく指名するという客が来た。どうも早妃はそいつのことが嫌いらしくて、逃げ回る早妃をそいつがしつこく追いかけ回していた。カウンター席の早妃と俺が話し込んでいる最中に、そいつが急に現れて、嫌がる早妃を無理に引っ張っていこうとしたから、俺はそいつをぶん殴って、それで店を辞めさせられた。
別に後悔はしてない。俺たち、二人とも頼れるような親もいなかったし、その日から早妃は俺のアパートで暮らし始めた。また、あのイヤな客が早妃のところまで押しかけてこないとも限らなかったからね。
早妃と暮らすようになってから、俺はホストクラブで働くようになった。早妃はアパートの家賃や生活費を出すと言ったけれど、俺は頑として受け付けなかった。当たり前だろ、男として女の面倒見るのは当たり前だもの。その時、俺は十八、早妃は十六だった。
早妃も店を変えた。そこの店は前のところほど大きくはなかったが、前の店のように女の子たちに売春させたりとかしない、風俗にしては比較的、良心的な店なのも俺は安心できた。