XOXO!?
第3章 Ⅲ
急いで拾おうとしたが、取られてしまった。
「あれ、持ってきてたの???ヤル気満々だね~」
…―違う……ヤりたくなんかない…―
グッと赤い唇を噛み締めた。
その瞬間を、社長は見逃さなかった。
「綺麗な唇……。食べちゃいたい。」
いきなり出た変態発言。
どう対処すべきか…。
「社長…?」
「…ん?どした?」
「お風呂入りません?背中流しますよ?」
「えー…今すぐしたいよぉ~」
きめぇ…この糞オヤジ。
「…あ!じゃあテレビ観ようよ!エッチなの……!」
「雅ちゃんてエッチなんだね~。でも今日は……………我慢できない!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
いきなり飛びかかってきた、糞オヤジ。
ドレスを静かに脱がし、ホックを外した。
……もう抵抗できない。
私、どうする?!