捨て犬と俺と…
第4章 犬の名前
陸side
いつもの階段じゃなかった。
そこには家の中にいるはずの翔が冷たいコンクリに倒れているからだ。
この様子だと階段から足を踏み外したのだろう。
「おい…!!おきろよ!!翔っ翔ッ…!」
内心凄く動揺した。俺のせいでこんな事に…
翔「…ん……うっ、、」
かすかに意識が戻ったようだ。ちょっとほっとしたけどその弱々しい姿をみているとやっぱり自分を責めたくなる。
「よかった…いきなり倒れてるか…っ……!?!?」
俺が言葉をいい終わらないうちに翔がか弱い力でぎゅっと抱きついてきたーー。。。
翔「…いやだ、、っん、、、もう一人になりたくないっ…うっ……ひっく…」
なにも言えなかった。でも俺にできるのはこれだけだ。
ーーー俺は力強く抱きしめた。
まだ翔は俺の胸に顔をうずめて泣いていた。それはまるで小さい子どものようだった。
「…家、はいろ?」
こくりと頷いたので細い腕をひいて家にはいった。
いつもの階段じゃなかった。
そこには家の中にいるはずの翔が冷たいコンクリに倒れているからだ。
この様子だと階段から足を踏み外したのだろう。
「おい…!!おきろよ!!翔っ翔ッ…!」
内心凄く動揺した。俺のせいでこんな事に…
翔「…ん……うっ、、」
かすかに意識が戻ったようだ。ちょっとほっとしたけどその弱々しい姿をみているとやっぱり自分を責めたくなる。
「よかった…いきなり倒れてるか…っ……!?!?」
俺が言葉をいい終わらないうちに翔がか弱い力でぎゅっと抱きついてきたーー。。。
翔「…いやだ、、っん、、、もう一人になりたくないっ…うっ……ひっく…」
なにも言えなかった。でも俺にできるのはこれだけだ。
ーーー俺は力強く抱きしめた。
まだ翔は俺の胸に顔をうずめて泣いていた。それはまるで小さい子どものようだった。
「…家、はいろ?」
こくりと頷いたので細い腕をひいて家にはいった。