素敵な飼い主様2
第3章 4人目の野獣さん?!
悔しがっていると、カタリ、と立ち上がる輝。
それを目だけで追うと、目が合った。
すると、
「食べないんだったら、さっさと学校行くぞ」
ポスッとヘルメットを被さられた。
黒色で、ピンクのラインが入った可愛いヘルメット。
「も、もしかしてバイクで行くの?!」
「なんだよ、性格はゴリラみてぇなくせして、怖ぇの?!」
ぎゃははははっ!!
と大笑いする輝にムカついて、さっきは食べられなかったはずのフレンチトーストをガブリと食べる。
そんなあたしを見て、満足気に笑った。