素敵な飼い主様2
第1章 誰か嘘と言って!!
「いたあああああ!!!」
「っわ?!だ、大丈夫?!」
頭を抱えてしゃがみこむと、慌てたような、若い男性の声が耳に届いた。
顔を上げたいけれど、上げられない。
痛い。
地味に痛い。
いや、地味ってものじゃない!!
「ごめん、あまりにも遅いから心配しちゃって・・・」
「・・・し、心配?」
っは!!
ということは、もしかしてこの人が、一緒に暮らす人・・・?
え・・・、ち、ちょっと待って?!
おそるおそる顔を上げると、
「あ、大丈夫?」
鼻血がでそうなくらい、キラキラと輝くイケメンさんがいた。