
素敵な飼い主様2
第3章 4人目の野獣さん?!
お姫様抱っこされているのだと気付いて、じたばたとするけれど。
ボスッ!!
と、乱暴にベッドの上に寝かされてしまった。
すぐにベッドの端に逃げ、近付いてくる男の人から逃げようと立ち上がる。
「これはこれは、可愛いヒツジが迷い込んできたもんだね?」
でも、すぐにそれは阻止され、輝よりも妖艶な笑みを浮かべると、ベッドに押し倒されてしまった。
「い、いやっ!!どいてっ!」
なおも抗おうとするあたしの手を、がしりと片手で拘束し、手が使えなくなる。
なんともいえない恐怖感が、あたしを襲った。
