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そういう事。


周りの女たちも、俺をステータスにしていたし、俺の後ろにある『企業と金』が目当てなのはわかっていたから、飽きては捨て飽きては捨てを繰り返していた。


高校に入ってからも同じで、寄ってくる女たちとそうして過ごしていた。

そんな中、里香を知り、綺麗だったからただ隣に置きたいという感情だった。


全く見向きもしないから悔しくて…でも、それが新鮮でどうしても欲しくて、それが恋だと知ったのは、運転手をしてるから指摘をされたから。


人生初の告白も、遠回しに断られ俺も意地になった。
周囲を巻き込み、俺を拒否出来ない状態にしても尚、俺に傾かない里香の瞳には、御曹司の俺ではなく、同級生の俺が写っているんだと判ると、余計に里香が欲しくなった。