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トラブルマーチ

第8章 別の顔

結局、谷原は私に寄りかかる様にずっとそばにいて、トイレに行くのもドアの前までついてくる始末。


かと言って、キスしたりエロい事するわけでも無く、本当にただ、私の顔を見てくるだけ。

手を繋いでそばにいる。



着替えがクリーニングから帰って来てもその調子で、「帰る」と言い出せない。



自分でもおかしいと思うけど…谷原が子供の様で、ただ甘えてくるだけだから、然程嫌悪感は無かった。



「谷原、明日はちゃんと学校行こうね?」


「…うん。」

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