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トラブルマーチ

第8章 別の顔

そう言って立ち上がる谷原を目で追った。


許さない?
何するの?

自分ばっかりの最低男じゃん!!


里香もベッドから出て床においてあるカバンを掴んだ。


ムカつくムカつく!!



地下の駐車場に岸さんが車を用意してくれていてそこに乗り込んだ。


谷原に握られた手を振り払ってやろうかと思いながらも、そんな事して昨日や今日みたいになりたくないからそのままにした。



「明日は7時40分。」

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