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トラブルマーチ

第10章 お呼び出し

もちろん、身が固まってるのは私だけではなく、トイレに居る女子数名も一緒だ。



「ねぇ、言うつもりないって、この状況の事をでしょ?俺との約束は?」



そう言って一歩一歩近づいてくる谷原が、私の顔を見て頬をさすってくる。



「…何、叩かれた?」


「…いや?」


「じゃ、何で赤くなってんの?」


「…なってるかなぁ?」



と苦笑した。
叩かれるくらい…谷原の方がひどいことしてるでしょ?
しれに比べればなんて事無いじゃん?!

なんて思ってる私だったけど、谷原は違うらしい。

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