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トラブルマーチ

第2章 振った男

「俺を拒否するなよ。…全部受け入れろ。」


苦しいのではなく、気持ち悪い。
強く締められるならそうして欲しい!!

いつ締められるか怖くて、首に回った手が冷たくて、汗ばんだ首元に悪寒が走る。


「い…。」


嫌。
そう言ったら殺されるのか?そう思うと声が出なくなった。


「口を開けろ。」


何時の間にかに、目の前に谷原の顔があり、息がかかりながらそう言った。谷原は興奮しているのか、ハァハァと息が上がっている。

唇を舐められると、余計に口を結ぶ私に、唇を這わせた。

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