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トラブルマーチ

第3章 無力

「痛い?」


「…少し…でも、大丈夫。」



震えながら発した里香の言葉は拒絶ではなかった。

谷原は何も言わずに指を抜き、ベルトを外した。
私の足もゆっくりと降ろされ、折り曲げられた苦しさから開放された。


が、直ぐに別の苦痛を強いられる。


降ろされた足の間には、太く長い赤黒く膨張し切った男性器があった。

初めて見る狂気に、恐怖心が生まれた。

谷原は迷う事なくそれを私の足の間に宛がうが、それを受け入れる事はできないと冷静さを取り戻した。



「い…いや!!」

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