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トラブルマーチ

第4章 続く悪夢

私に差し出す携帯を見ると、何枚も何枚も…私の乱れ果てた姿が写っていて、思わず手から携帯を落としてしまう。


「ムービーも撮ってたんだよ?初めてだから…。」


そう言って、私の耳元で…


「指を入れる時のと、俺のが入った時の。」


画像を消すどころではなく、ただ、谷原を押し倒して逃げる様に車から降りた。

走って玄関に向かうと後ろから声がする。


「迎えに来る。7時40分にココで。」


玄関の戸を開けて駆け込むと、その場で脱力した。
…ヤダ。
あんな奴…絶対に…。

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