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トラブルマーチ

第5章 契約

「学校に行く。」


「里香、2人で登校したら怪しまれるよ?いいの?」


2人で休んだって一緒じゃん。
こだわってられない。それよりも…この屈辱的な行為をされ続けるなら、いっそうそっちのほうがいい。


「谷原。本気で私を好きなの?」


「そう言い続けてるけど?」


「なら、ちゃんと付き合おう。」


私の提案にびっくりする谷原は、容姿だって悪くない。ちょっとわがままで自分勝手なだけ。

それにちょっと付き合えば、振られると思う。

私に告白する前日にバッサリと切られた元カノの様に。それまで我慢すればいい。演じてやる!!

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