テキストサイズ

トラブルマーチ

第5章 契約

吸いつきながら頭を自ら動かすと、谷原は私の髪をかき上げながら写メをとっていた。


「美味しい?!」


分けないでしょ?!

睨みあげるとクスクスと笑い出す谷原。


「岸。マンション行って?!」


「はい、かしこまりました。ぼっちゃま。」


「学校は?!」


「だって、このままいつまで咥え続けんの?!校門の前で授業始まるよ?」


本気で言ってるのか、神経を疑いたくなる。
私が振ったから?!
だからこんな事をするの?!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ